神々の杜から生まれる、オーガニックの蜜菓子

奈良・春日大社。その創建は、遥か1300年以上も昔にさかのぼります。

聖武天皇の時代、仏の加護と国の繁栄を願い、愛娘である称徳天皇(孝謙天皇)によって建立されたこの神域には、今もなお四柱の神々が祀られ、古都・平城京を静かに見守り続けています。

その社の奥深く、荘厳な空気が漂う場所に「春日大社原始林」があります。

ここは、1300年にわたり人の手が入ることなく守られ続けてきた、日本屈指の原生林。

“神々の森”と称されるその森は、国の特別天然記念物にも指定され、まさに神聖そのものといえる空間です。

そんな春日の杜の一角で、ただ一社のみ、養蜂の許可を得た家族がいます。

株式会社やまと蜂蜜。1945年、戦後間もない時代に創業者・鳥居雅延が「自然の恵みを、人々の健康のために生かしたい」との想いで始めた養蜂は、今も静かに脈々と受け継がれています。

この地で採れる蜂蜜は、まさに自然と神域が育んだ“奇跡の結晶”。

80年以上、蜜蜂と対話しながら育ててきたこの蜂蜜は、甘さだけでなく、香り、質感、余韻に至るまで、自然そのものの個性と力強さを内包しています。

L‘ATELIER DU MIEL TORII(ラトリエ ドゥ ミエル トリイ)

このブランドは、そんな神聖な森の蜂蜜を主役に、自然と調和するラグジュアリースイーツとして誕生しました。手がけるのは、80年続く養蜂家としての知恵と哲学をもつ「やまと蜂蜜」と、素材美と世界観の表現に定評のある「shodai bio nature」の美意識が融合したチーム。

「自然にやさしく、体にやさしい」をコンセプトに、全商品を完全オーガニックでお届けする、新しいラグジュアリースイーツブランドです。

当ブランドの商品には、添加物や白砂糖は一切使用していません。

使用するのは、春日大社原始林で採取された蜂蜜と、厳選された自然素材のみ。
ひとつひとつの原料は、その土地の環境と生産者の想いを受け継いだ、生命力に満ちたオーガニック素材です。

蜂蜜は単なる甘味料ではなく、古来より「神に捧げられし自然の贈り物」とされてきました。
私たちはその考えに深く共感し、蜂蜜の魅力を最大限に引き出すため、スイーツというかたちで表現しています。
それはただ甘いだけでなく、香りが立ち、口どけのなかに深みがあり、余韻にまで“自然のやさしさ”が感じられるような菓子です。

蜜の菓子工芸

私たちが名づけたこの言葉には、素材を「工芸品」のように扱い、1点1点に命を吹き込むように作るという想いが込められています。
蜂蜜の香り、質感、余韻をデザインし、自然の味わいを最大限に生かす。

それは、職人であると同時に、自然と会話する芸術家のような在り方です。スイーツは食べて終わるものかもしれません。

ですが、ひとさじの甘さが、心と体を癒し、誰かの1日に静かなしあわせを運ぶことができたなら。
それはきっと、自然とともに生きる私たちにとっての最高の使命であり、喜びなのだと思います。